現役で阿波踊りをやっている僕が振り返る、2018年総踊り問題

阿波おどり

こんにちは、hy-awaです。

今回は、2018年の騒動で一躍注目を浴びた、「総踊り」について記事を書いていきたいと思います。

そもそも、総踊りってなに?

そもそも、「総踊り」ってなに?って方のために、簡単に説明します。

主に協会の所属連が合同で踊る、桟敷での流し踊りを指す。踊り子千人、鳴り物数百人という圧倒的な迫力で観客を魅了する。お盆の徳島では南内町演舞場のフィナーレを飾る阿波おどり振興協会による総踊りが有名だが、近年は市役所前演舞場で徳島県阿波踊り協会の総踊りも行われるようになって注目を集めている。県外の阿波おどり大会では、参加連が一斉に踊ることを総踊りと呼ぶ場合もある。

出典元:阿波おどり会館 ホームページ

今回の記事でお話するのは、映画「眉山」のクライマックスのシートなった、徳島市阿波おどりの総踊りを取り上げます。

総踊りは、阿波おどり振興協会しかやっていない

たぶん、このことを知らない方が多くいると思いますので、書いておきますが総踊りは、阿波おどり振興協会に所属する有名連のみが参加しています。

徳島県阿波踊り協会に所属する有名連は、総踊りをやっていません。

両協会や有名連については、「阿波踊り経験者が教える 連とはなにか?主要連の一覧紹介」で詳しく書いてありますので、ご覧ください。

総踊りをやっている場所は、ひとつの演舞場のみ

総踊りは、阿波踊り開催期間の4日間、毎日最後のフィナーレに南内町演舞場のみで行われています。

他の有料演舞場では、実施していません。

また、総踊りが始まった経緯についても、触れておきます。

毎日夜の10時まで阿波おどりが開催されるが、夜遅くなると有料桟敷席の空席が目立ち、特に「南内町演舞場」の空席が目立っていたため、最後までお客さんに踊りを見てもらうために、阿波おどり振興協会が総踊りを企画して始まった。

 

2018年の総踊り問題の振り返り

そんな、総踊りがなぜここまでの騒動になったのかを簡単に説明しますね。

徳島市阿波おどりは、数年前から巨額の赤字問題を抱えており、2018年にこれまで徳島市阿波おどりの運営を担ってきた「徳島市観光協会」から、徳島市市長を委員長とする「阿波おどり実行委員会」が引き継ぎました。

阿波おどり実行委員会」は、赤字を回復させるにはどうすればよいかを考え、有料桟敷席の収益を増加させる方法として、「総踊りの中止」を考えだします。

なぜ、総踊り中止となるか?

阿波おどり振興協会の苦労の甲斐もあり、総踊りは徳島市阿波おどりを代表する演出になっており、開催される南内町演舞場は他の有料演舞場に比べチケットの売れ行きが良かったのです。

半面、同時間帯の残り3つの有料演舞場のチケットの売れ行きがよくなかったため、阿波おどり振興協会の踊り子を4つの演舞場に分散させ、チケットの売れ行きを平準化しようと考えたわけです。

徳島市市長は、2018年6月14日に突然、総踊りを中止し4つの演舞場を有名連の各連が満遍なく踊り込む演出を発表しました。

それを聞いた、阿波おどり振興協会は大激怒!

それには、応じられないと反対しましたが、最終的には徳島市市長が提案した新しい演出で徳島市阿波おどりが開催されることになりました。

また徳島市市長は、総踊りの中止に反対したことを理由に、「信頼関係がなくなった」と言って阿波おどり振興協会の前夜祭への出演もNGにしたのです。

総踊りの強行開催

阿波おどり実行委員会と阿波おどり振興協会の溝が埋まらぬまま、徳島市阿波おどりは開催されたわけですが、阿波おどり振興協会は8月13日に「両国橋南詰めおどりロード」を使って総踊りを強行開催します。

当日まで、阿波おどり振興協会は「必ず総踊りをやる」と言っていたため徳島市市長は、「安全が保たれない」事を理由に中止を求めていましたが、結果的にはけが人や騒動も起きずに無事に終わったようです。

2019年は、開催されるの?

気になるのは、今年(2019年)に総踊りが復活するかどうかですが、復活するようです。

12月27日に阿波おどり実行委員会が以下のように発表しています。

開催期間中の4日間、有料4演舞場で日替わりで実施する。
阿波おどり振興協会には、今夏参加しなかった「選抜阿波おどり前夜祭」にも出演してもらう考え。

阿波おどり振興協会側は、「前向きに検討する」と言っているようですが、多分見ることが出来るでしょう。

個人的な考え

僕の個人的な思いとしては、阿波おどり振興協会に所属する有名連は、素晴らしい連ばかりで前夜祭や総踊りが見れなかったのは、非常に残念でした。

また、有名連に所属する知り合いからも「もっと、気持ちよく踊りたい」という言葉を何度となく聞いているため、2018年の阿波おどりは後味の悪いものでしたね。

そして2019年は、総踊りも開催され前夜祭への参加も出来そうですが、そうなればなったで、「2018年の騒動は、何だったんだ」って思いが強くなりました。

最後に

2018年の徳島市阿波おどり「総踊り」騒動を振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか?

僕は、阿波おどり振興協会に知り合いがいたりするのでどうしても、阿波おどり振興協会の方を持ってしまうのですが、そこはご容赦ください。

2019年の徳島市阿波おどりは、無事に開催され今まで以上のお客さんが来てくれればいいなと思います。

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